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XPS M1730 グラフィックボードクーラー掃除・クリーニング

グラフィックボード(ビデオカード)は、パソコンパーツではCPUとCPUクーラーの関係に似ています。

グラフィックボードは内部にGPU(グラフィックスチップ)が内蔵されていてここで画面描画などの処理が行われています。GPUはグラフィックボードのファンの下に隠れています。GPUはCPUと同じく発熱が大きく、最近のパソコンパーツの中ではCPUより消費電力・発熱が大きくなっています。

よってCPUと同じく排熱の問題は気を付けておくべきことになります。

CPUは熱暴走で電源が落ちるなどの予兆があるのですが、グラフィックボードは電源が落ちるというのはあまりなく、どんなに発熱が高くてもかなり限界まで稼動します。壊れるまで動作し続けるという傾向です。

その結果クーラーの回転数が上がり続け、音がうるさくなったり、高温で使用し続けた結果、クーラーの故障、GPU(グラフィックスチップ)やVRAM(ビデオメモリー)、コンデンサなどの故障につながり、ある日突然画面表示されない、起動しない、縦線・縞模様が出るなどの症状が出ます。

XPS M1730 グラフィックボードクーラー側。埃がいろんなところに付着しています。まだまだ軽微なほうではあります。たまにキノコが生えたようになっているグラフィックボードもあるのです。

グラフィックボードを固定しているネジを外します。スロットの爪に注意です。マザーボードのメーカーによって爪のあるなしは異なります。爪を確認しながらグラフィックボードを引き出します。素手でもOKですが、静電気防止の白手袋を使用するといいかと思います。仕組みはCPUと似ていて、GPUの上にヒートシンク(金属)、その上にFANという感じです。クーラーの風でヒートシンクに伝わった熱を逃がすわけです。

「風の流れ」を作るというのが大事です。ヒートシンクに埃が付着しているのでとります。マイナスドライバー、綿棒、エアダスターなどを使用します。グラフィックボードを取り出すと、こうした作業ができます。かなりきれいになりました。XPS M1730 グラフィックボードクーラーの風がヒートシンクを抜けて行きます。ファンは綿棒などで掃除します。

専用のブラシを使用すると、グラフィックボードにダメージを与えることなくクリーニングできます。グラフィックボードを取り付けの際、トラブル防止のためスロット部分もきれいにしました。

グラフィックボードの掃除・クリーニングは、下記のような効果があるといわれています。パソコン内部のクリーニングと同時に行うと効果的です。

負荷時・アイドリング時ともにGPU温度が下がる。

パソコン内部の温度を全体的に下げる。

GPUからの熱を効果的に排熱する。

クーラーの音が静かになる。

GPU、VRAM(ビデオメモリー)の熱による故障率を下げる。

クーラーの回転数が正常化するため、省電力化、グラフィックボードクーラーの故障率を下げる。

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