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グラフィックカードLGA1150 クーラーの異音

(VGAボード)から異音が発生しました。LGA1150 クーラーやチップセットクーラー、ケースクーラーなどのクーラーからもよく出ます。特にスリーブベアリングを使用したクーラーからが多いです。最近、流体軸受けのクーラーも多いですが、私が使ったクーラーはすぐに異音が発生しました。

このカードの異音状況は、パソコンを朝の一発目に電源を入れる時によく発生していました。これは温度が低い事が原因で、グリースかクリアランスの関係だと思います。

そして、クーラーのみ交換できないかと、インターネットや店舗を見てみましたが、代替できそうなクーラーのみの販売はありませんでした。売っているのはヒートシンクごとの交換となり、値段は5000円~といった感じでした。

このグラフィックボード(ビデオカード)は新品でも1万円位なので、5000円という値段は新品を買った方がいいような気がする微妙な値段です。しかし、新品を買っても安いクーラーが付いているのか1年ちょっとで異音が出るんですよね。異音が出ては、新品を買っていましたがハッキリ言ってムダですよね。

今回、どうにかINTEL CPUクーラーをバラして再生できないものかと挑戦して、異音解消できましたので紹介します。

ちなみに、交換前の異音状況は、電源投入時の初期に異音が出だしてから半年ほど放置し、通常状態でも異音が出たりする状態にまで発展させましたが、修理すると異音が全くしなくなりました。クーラーならば、CPUやケースクーラーなどでも有効だと思います。

このページではINTEL LGA1150 クーラーを分解していますが、他のグラフィックカード(ビデオボード)のクーラーでも大差は無いと思います。

分解、異音解消方法

まず、裏面のヒートシンクを固定しているネジ(外してみるとわかりますがナットです)4本をドライバーで外します。

すると基盤からヒートシンクとクーラーが一式で外れます。そして、白い外のカバーを外して、クーラーを取り付けているネジを3本外します。

やっと異音の原因である、冷却クーラーモーターが外れました。

裏のシールをはがすと真ん中にクーラーの軸が見えます。クーラーの種類によっては、ここにゴムの栓があります。マイナスドライバーでコジルと簡単にとれます。

クーラーの軸にプラスチック製のCリングのようなものがありますので、精密ドライバーのマイナスなどで外します。(上の画像の軸のまわりに見える白い部品がそうです、この画像では軸の左下に外して置いています)

すると、羽(プロペラ?)を外す事ができます。軸受け(スリーブ)は青さびが少し発生していましたので、グリスが切れていたようです。異音はこの部分から出ていたようです。軸の磨耗や傷を心配しましたが、大丈夫でした。

クリーニングをして、赤色のグリースを注入しました。このグリースは、遠心力に負ける事なく、回転部分に引っ付く特性がある特殊なタイプです。長期潤滑に最適ではないかと思い使ってみました。

反対側はボールベアリングが使われていました。スリーブベアリングとボールベアリングを使ったタイプのようですね。2ボールベアリング仕様であれば、異音はなかなか出ないかもしれません。

ボールベアリングは問題ありませんでしたが、以前に誤発注で買っていたベアリングがたまたまピッタリだったので、ついでに日本製の高級ベアリング(420円)に交換しておきました。今思えば2個あったので、加工してダブルベアリングにしてもよかったかもしれません。

あとは、組み付けするだけです。ヒートシンクにシリコングリスを塗布するのを忘れずに・・。完成後、軸からの異音は全くないです。静かになるので、LGA1150 クーラー自体の音が気になりますが・・

その後、1年ほどで異音が鳴りだし、またグリスを注入して更に半年ちょっとが経過しました。私の使用方法(1日約12時間)では、もうそろそろ限界のようです。4年使っているので、17500時間使ってます。

異音がするので開けると左の画像のようにグリスが無くなっています。軸部分には青サビが出ていました。

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