電源アダプタFAQ

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ACアダプターの選び方(下)

安定化ACアダプタ

 安定化タイプは図5のように平滑回路の後に「電圧安定化回路」を追加したものです。

DC出力電圧は安定化回路の入力電圧(平滑回路出力)より低い値となるようにしているため、AC100Vが変動しても影響を受けないようにしています。

また負荷変動に対しては、安定化回路のために影響をあまり受けません。

安定化電源構成例

グラフ2に安定化タイプ(定格9.5V/1A)の実測特性例を示します。
このデータはAC100V入力時で、負荷変動に対して良好であることが分かります。

なお、AC90V、AC110V時でも、AC110に対して特性差がありませんでしたので、データは省略します。

また、非安定化タイプは原理的に「リップル」が避けられませんが、安定化タイプはリップルが小さくなります。

スイッチング方式ACアダプタ

スイッチング方式は非安定化、安定化タイプと原理的に異なり、構成図を図6に示します。
AC100Vを整流、平滑したDCを「スイッチング回路」により断続(ON/OFF)します。
この出力を再び整流、平滑するとON/OFFに応じた平均値(DC)になります。

出力変動に対してはそれを検出し、スイッチング制御(電圧制御)を行って、常に一定となるように「フィードバック(自動制御)」を行います。

この方式には大きなトランスを用いる必要がなく、電源装置が小型になり、AC→DCへの変換効率も良いというのが特長の1つです。

なお、図6におけるトランスは数10KHz以上の高い周波数用なので、50Hz/60Hzと比べて小型、軽量です。

スイッチング方式構成例

グラフ3にスイッチング方式の出力特性例を示します。(Linkman STD-12010U2)
この機種は12V/1Aの仕様ですが、負荷電流1.5Aまでは出力電圧が安定し、1.55A以上で「保護回路」が働いています。

スイッチング方式は原理的に高速(数10KHz~数100KHz)でON/OFFしますので、これによる「スイッチングノイズ」が発生します。
波形1にスイッチングノイズの波形観測例を示します。

機器によっては、例えばAMラジオなどは、このノイズの影響を受ける場合があります。

つまり、スイッチング周波数が数10KHz~数100KHzですから、この周波数成分と数10倍までの周波数成分により影響を受ける場合があります。

オーディオ機器などは数10KHz以下の可聴周波数ですから、スイッチング方式でも影響はあまりありません。
なお、スイッチングノイズの大きさは電源の機種により異なります。

スイッチングノイズ波形例

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