電源アダプタFAQ

低価格!高品質! 最短当日出荷!


Posts Tagged ‘LGA1150 クーラー’

グラフィックカードLGA1150 クーラーの異音

Thursday, April 3rd, 2014

(VGAボード)から異音が発生しました。LGA1150 クーラーやチップセットクーラー、ケースクーラーなどのクーラーからもよく出ます。特にスリーブベアリングを使用したクーラーからが多いです。最近、流体軸受けのクーラーも多いですが、私が使ったクーラーはすぐに異音が発生しました。

このカードの異音状況は、パソコンを朝の一発目に電源を入れる時によく発生していました。これは温度が低い事が原因で、グリースかクリアランスの関係だと思います。

そして、クーラーのみ交換できないかと、インターネットや店舗を見てみましたが、代替できそうなクーラーのみの販売はありませんでした。売っているのはヒートシンクごとの交換となり、値段は5000円~といった感じでした。

このグラフィックボード(ビデオカード)は新品でも1万円位なので、5000円という値段は新品を買った方がいいような気がする微妙な値段です。しかし、新品を買っても安いクーラーが付いているのか1年ちょっとで異音が出るんですよね。異音が出ては、新品を買っていましたがハッキリ言ってムダですよね。

今回、どうにかINTEL CPUクーラーをバラして再生できないものかと挑戦して、異音解消できましたので紹介します。

ちなみに、交換前の異音状況は、電源投入時の初期に異音が出だしてから半年ほど放置し、通常状態でも異音が出たりする状態にまで発展させましたが、修理すると異音が全くしなくなりました。クーラーならば、CPUやケースクーラーなどでも有効だと思います。

このページではINTEL LGA1150 クーラーを分解していますが、他のグラフィックカード(ビデオボード)のクーラーでも大差は無いと思います。

分解、異音解消方法

まず、裏面のヒートシンクを固定しているネジ(外してみるとわかりますがナットです)4本をドライバーで外します。

すると基盤からヒートシンクとクーラーが一式で外れます。そして、白い外のカバーを外して、クーラーを取り付けているネジを3本外します。

やっと異音の原因である、冷却クーラーモーターが外れました。

裏のシールをはがすと真ん中にクーラーの軸が見えます。クーラーの種類によっては、ここにゴムの栓があります。マイナスドライバーでコジルと簡単にとれます。

クーラーの軸にプラスチック製のCリングのようなものがありますので、精密ドライバーのマイナスなどで外します。(上の画像の軸のまわりに見える白い部品がそうです、この画像では軸の左下に外して置いています)

すると、羽(プロペラ?)を外す事ができます。軸受け(スリーブ)は青さびが少し発生していましたので、グリスが切れていたようです。異音はこの部分から出ていたようです。軸の磨耗や傷を心配しましたが、大丈夫でした。

クリーニングをして、赤色のグリースを注入しました。このグリースは、遠心力に負ける事なく、回転部分に引っ付く特性がある特殊なタイプです。長期潤滑に最適ではないかと思い使ってみました。

反対側はボールベアリングが使われていました。スリーブベアリングとボールベアリングを使ったタイプのようですね。2ボールベアリング仕様であれば、異音はなかなか出ないかもしれません。

ボールベアリングは問題ありませんでしたが、以前に誤発注で買っていたベアリングがたまたまピッタリだったので、ついでに日本製の高級ベアリング(420円)に交換しておきました。今思えば2個あったので、加工してダブルベアリングにしてもよかったかもしれません。

あとは、組み付けするだけです。ヒートシンクにシリコングリスを塗布するのを忘れずに・・。完成後、軸からの異音は全くないです。静かになるので、LGA1150 クーラー自体の音が気になりますが・・

その後、1年ほどで異音が鳴りだし、またグリスを注入して更に半年ちょっとが経過しました。私の使用方法(1日約12時間)では、もうそろそろ限界のようです。4年使っているので、17500時間使ってます。

異音がするので開けると左の画像のようにグリスが無くなっています。軸部分には青サビが出ていました。

グラフィックカードLGA1150 クーラーの異音

Thursday, April 3rd, 2014

(VGAボード)から異音が発生しました。LGA1150 クーラーやチップセットクーラー、ケースクーラーなどのクーラーからもよく出ます。特にスリーブベアリングを使用したクーラーからが多いです。最近、流体軸受けのクーラーも多いですが、私が使ったクーラーはすぐに異音が発生しました。

このカードの異音状況は、パソコンを朝の一発目に電源を入れる時によく発生していました。これは温度が低い事が原因で、グリースかクリアランスの関係だと思います。

そして、クーラーのみ交換できないかと、インターネットや店舗を見てみましたが、代替できそうなクーラーのみの販売はありませんでした。売っているのはヒートシンクごとの交換となり、値段は5000円~といった感じでした。

このグラフィックボード(ビデオカード)は新品でも1万円位なので、5000円という値段は新品を買った方がいいような気がする微妙な値段です。しかし、新品を買っても安いクーラーが付いているのか1年ちょっとで異音が出るんですよね。異音が出ては、新品を買っていましたがハッキリ言ってムダですよね。

今回、どうにかINTEL CPUクーラーをバラして再生できないものかと挑戦して、異音解消できましたので紹介します。

ちなみに、交換前の異音状況は、電源投入時の初期に異音が出だしてから半年ほど放置し、通常状態でも異音が出たりする状態にまで発展させましたが、修理すると異音が全くしなくなりました。クーラーならば、CPUやケースクーラーなどでも有効だと思います。

このページではINTEL LGA1150 クーラーを分解していますが、他のグラフィックカード(ビデオボード)のクーラーでも大差は無いと思います。

分解、異音解消方法

まず、裏面のヒートシンクを固定しているネジ(外してみるとわかりますがナットです)4本をドライバーで外します。

すると基盤からヒートシンクとクーラーが一式で外れます。そして、白い外のカバーを外して、クーラーを取り付けているネジを3本外します。

やっと異音の原因である、冷却クーラーモーターが外れました。

裏のシールをはがすと真ん中にクーラーの軸が見えます。クーラーの種類によっては、ここにゴムの栓があります。マイナスドライバーでコジルと簡単にとれます。

クーラーの軸にプラスチック製のCリングのようなものがありますので、精密ドライバーのマイナスなどで外します。(上の画像の軸のまわりに見える白い部品がそうです、この画像では軸の左下に外して置いています)

すると、羽(プロペラ?)を外す事ができます。軸受け(スリーブ)は青さびが少し発生していましたので、グリスが切れていたようです。異音はこの部分から出ていたようです。軸の磨耗や傷を心配しましたが、大丈夫でした。

クリーニングをして、赤色のグリースを注入しました。このグリースは、遠心力に負ける事なく、回転部分に引っ付く特性がある特殊なタイプです。長期潤滑に最適ではないかと思い使ってみました。

反対側はボールベアリングが使われていました。スリーブベアリングとボールベアリングを使ったタイプのようですね。2ボールベアリング仕様であれば、異音はなかなか出ないかもしれません。

ボールベアリングは問題ありませんでしたが、以前に誤発注で買っていたベアリングがたまたまピッタリだったので、ついでに日本製の高級ベアリング(420円)に交換しておきました。今思えば2個あったので、加工してダブルベアリングにしてもよかったかもしれません。

あとは、組み付けするだけです。ヒートシンクにシリコングリスを塗布するのを忘れずに・・。完成後、軸からの異音は全くないです。静かになるので、LGA1150 クーラー自体の音が気になりますが・・

その後、1年ほどで異音が鳴りだし、またグリスを注入して更に半年ちょっとが経過しました。私の使用方法(1日約12時間)では、もうそろそろ限界のようです。4年使っているので、17500時間使ってます。

異音がするので開けると左の画像のようにグリスが無くなっています。軸部分には青サビが出ていました。

LGA1150 クーラーに関する注意事項

Tuesday, April 1st, 2014

ここで、冷却クーラーと熱について少し説明しておきましょう。「LGA1150 クーラー」は CPU にくっつける扇風機であり、風を送ってCPUを冷却するもので、回転数が速いほど冷やす力も高いと考えて構いません。ただし、回転が速いと音がうるさかったりするので注意です。これはモノにもよりますけどね。

CPUクーラーは「ヒートシンク」と「クーラー」と呼ばれる部分に分かれています。「クーラー」は要するに扇風機の事ですね。「ヒートシンク」とは鉄の板が縦にたくさん並んでいるような部分で、クーラーの下にあります。伝導してきた熱がヒートシンクから放熱され、クーラーからの風で冷やされる訳です。

CPUクーラーは風を送って冷やすものですが、他に水冷式の大がかりなものもあり、こうした物を含めてCPUを冷やすもの全般を「CPUクーラー」と言います。CPUクーラーもINTEL CPUクーラーの1つという事ですね。まあ特殊な状況でない限り、普通はクーラー(送風式)のもの使うと思って構いません。

CPUは熱に弱く、通常 70℃ を越えると危険と言われています。この温度はマザーボードによっては測定可能ですが、対応していない場合は測定できません。温度にはケース内の換気、風通しの良さ、ケース自体の大きさなんかも関係してきます。もちろんCPUの種類によっても異なります。

普通に使う限りあまり気にする必要はないのですが、熱に弱い事は頭に入れておいて、通気孔を塞いだりとか、暑い中で長時間使うとか、そういう事をすると誤動作の元になる事ぐらいは覚えておくべきです。特に夏は注意ですね。

最近は「TDP」という数値が CPU の性能説明に付いている場合もあります。これは「Thermal Design Power(サーモ・デザイン・パワー)」の略で、直訳すると「熱設計電力」です。この数値が高いほど熱くなる事を意味するので、CPUクーラーを選ぶ際には目安になります。

なお、CPUクーラーは扇風機ですから、長期間使っているとだんだんホコリが付着していきます。部屋のクーラーのフィルターがホコリで目詰まりして行くように、クーラーの下にあるヒートシンクにもホコリが貯まっていき、それが冷却能力の妨げになっていく事があります。

もし CPUクーラーの騒音が大きくなってきたら、それはホコリなどの影響で冷却能力が下がり、それをカバーするために扇風機が必要以上に回っている可能性が高いです。もちろんそのままでは CPU が焼け付いたり、パソコンが止まる原因になります。

たまには CPUクーラーの掃除もしておきましょう。外側から掃除機「ブォー」っと吸い込んでも取れますが、中に入り込んだホコリまで取るのは難しいです。

LGA1150 クーラーはネジを外せば、扇風機の部分だけを取り外すことが出来ます。丸ごと取り外すと着脱が大変なのですが、扇風機の羽を外すだけなら簡単な場合が多いので、出来れば年に1度ぐらいは扇風機を外してヒートシンクに付いたホコリの掃除をしたいところですね。