電源アダプタFAQ

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意外に故障の多いパーツFSP180-50PLA電源の基礎

PCのパーツの中で、雑誌の新製品コーナーにもあまり紹介されないし、通常使用している分には、ほとんど気にもしないが、すべてのPCに使われている重要なパーツが電源ユニットだ。そして、ハードディスクと並んで、意外と故障が多いのも電源ユニットである。しかし、FSP180-50PLA 電源にトラブルがあるとどのような症状がでるかよく分からない、という人や、そもそも電源ユニットに種類やスペックの違いなんてあるの? という方もいることだろう。

PCに限らず電力で稼働する製品には、何らかの電源が組み込まれている。デスクトップPCの場合は内蔵の電源ユニット、ノートPCならば外付けのACアダプタやバッテリが該当する。電源ユニットからは、PCの各パーツが必要とする電力が規定の電圧/電流で供給される。つまり、内蔵されているPCパーツの種類や数などにより、電源ユニットに要求される仕様も変化する。これが電源ユニットごとの違いにつながるわけだ。

さて、もしFSP 電源が故障し、出力される電圧/電流が規定値から外れたりするとどうなるのだろうか? 各パーツの動作がおかしくなったり故障したり、最悪の場合は発煙・発火することだってあり得る。それにPCパーツのほとんどは、電源ユニットからの電力供給を受けているので、電源ユニットの異常は多くのPCパーツに影響を及ぼす深刻な事態となる。

故障した電源ユニットは、基本的にユーザー・レベルで修理できる代物ではないため、通常はPCごと修理をメーカーに依頼することになる。しかし、後述するようにトラブルの原因を切り分けて、ソフトウェアやほかのパーツではなく電源ユニットに原因を特定するのはなかなか難しい。また、たまに電源ユニットの動作が不安定になるといったような場合は、メーカー側でも故障箇所を特定できず、完全に修理できないこともある。電源ユニットの故障を発見したり、また場合によっては自分の手で交換したりできるようになれば、メーカーによる修理にかかる時間や費用を削減することも可能だ。

そこで本稿から2回に分けて、FSP180-50PLA 電源の交換を取り扱う。まず本稿では、電源ユニットの交換前に必要な知識やノウハウとして、電源ユニットの故障や動作不良に起因するPCのトラブル例と、最近の電源ユニットの規格について解説しよう。

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