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意外に故障の多いパーツFSP180-50PLA電源の基礎

Tuesday, May 27th, 2014

PCのパーツの中で、雑誌の新製品コーナーにもあまり紹介されないし、通常使用している分には、ほとんど気にもしないが、すべてのPCに使われている重要なパーツが電源ユニットだ。そして、ハードディスクと並んで、意外と故障が多いのも電源ユニットである。しかし、FSP180-50PLA 電源にトラブルがあるとどのような症状がでるかよく分からない、という人や、そもそも電源ユニットに種類やスペックの違いなんてあるの? という方もいることだろう。

PCに限らず電力で稼働する製品には、何らかの電源が組み込まれている。デスクトップPCの場合は内蔵の電源ユニット、ノートPCならば外付けのACアダプタやバッテリが該当する。電源ユニットからは、PCの各パーツが必要とする電力が規定の電圧/電流で供給される。つまり、内蔵されているPCパーツの種類や数などにより、電源ユニットに要求される仕様も変化する。これが電源ユニットごとの違いにつながるわけだ。

さて、もしFSP 電源が故障し、出力される電圧/電流が規定値から外れたりするとどうなるのだろうか? 各パーツの動作がおかしくなったり故障したり、最悪の場合は発煙・発火することだってあり得る。それにPCパーツのほとんどは、電源ユニットからの電力供給を受けているので、電源ユニットの異常は多くのPCパーツに影響を及ぼす深刻な事態となる。

故障した電源ユニットは、基本的にユーザー・レベルで修理できる代物ではないため、通常はPCごと修理をメーカーに依頼することになる。しかし、後述するようにトラブルの原因を切り分けて、ソフトウェアやほかのパーツではなく電源ユニットに原因を特定するのはなかなか難しい。また、たまに電源ユニットの動作が不安定になるといったような場合は、メーカー側でも故障箇所を特定できず、完全に修理できないこともある。電源ユニットの故障を発見したり、また場合によっては自分の手で交換したりできるようになれば、メーカーによる修理にかかる時間や費用を削減することも可能だ。

そこで本稿から2回に分けて、FSP180-50PLA 電源の交換を取り扱う。まず本稿では、電源ユニットの交換前に必要な知識やノウハウとして、電源ユニットの故障や動作不良に起因するPCのトラブル例と、最近の電源ユニットの規格について解説しよう。

FSP180-50PLA電源を交換して延命する

Tuesday, May 6th, 2014

早速FSP180-50PLA電源の交換です。

ケースの横のカバーを外すと、ケーブルでぎっしりのパソコン内部が確認できます。電源ケーブルにハードディスクのフラットケーブル等が複雑に絡み合っています。

写真の赤丸の印の部分の、ケースに取り付けられているねじを5箇所外すだけで、電源ユニットは簡単に外れます。

マザーボード、ハードディスクドライブ、フロッピーディスクドライブ、DVDドライブ、ビデオボード等に接続されている電源ソケットを取り外し、結構重い電源ユニットごと外すことができました。

それにしても、パソコンの蓋を外すと、なんとも内部は埃だらけなのに驚きます。

部屋を汚くしているということも無く、私の部屋も妻が毎日掃除機をかけているのでそんなに埃が出るはずはないのですが、ファン周りを中心に埃が堆積しています。

まずは掃除機で吸い取ります。CPUファンやヒートシンクも埃だらけ。この機会にきれいにできます。掃除機で吸い取ります。

右が外したFSP PC電源。左がこれから取り付ける「筋肉電源」です。

時代は違えど同じメーカーの電源を求めましたし、大きさは規格品なので同じです。でもファンが後ろに加えて下側にも付いており、放熱を高めています。

取り外しと反対の手順で、フレームにねじで固定します。

後ろ側に加えて、下側にも冷却ファンが付けられています。

FSP180-50PLA電源の下側からの風がCPUファンのあたりに当たります。問題が生じなければよいのですけれど。

マザーボード2箇所、CPU、HDD、CDドライブ、FDD、キャプチャーボードにそれぞれコネクターを接続し、ケースの蓋を閉めて完了です。

心配しながら電源スイッチを入れると、無事Windowsが起動します。

FSP180-50PLA電源交換の取り外し作業前の注意点

Thursday, February 20th, 2014

パソコンの中に搭載されている内蔵パーツのひとつ「FSP180-50PLA電源」(電源装置・power-supply unit)は、コンピューターに電気を通すための入力から出力の機能を行う回路です。

電源ケーブルとプラグでコンセントに繋がっているため電流・電圧の負担を受けやすく、仮に停電や落雷などのアクシデントがあった場合過剰に流れる電気の対策を取っていなければ破壊されてしまう事があります。

また、長く使っていると老朽化していきますし、一回電源を閉じた直後に間をおかずに急に起動ボタンを押すと、ごく稀になのですが負荷が掛かって損傷してしまう危険もあります。

一般には「スイッチング電源」が使われているのですが、このスイッチの部分が強い衝撃で割れたり外れたりして押せなくなると壊れてしまうおそれもあります。

FSP 電源が故障してしまった時はパソコンケースを開いてマザーボードから取り外し、新しく交換して直す必要があります。

PCケースの手入れ

電源もPCパーツの中ではそれほど交換自体は難しくはなく、簡単な手順で取り外しができます。

まずはデスクトップパソコン本体(またはノートパソコン)の電源コンセントやUSBケーブル、LANケーブルなどのコードを感電や破損の防止のために必ず全部、先に抜きます。

ケースの上部や通気口に溜まった埃や小さなゴミを拭き取って除去します。FSP180-50PLA電源交換の取り外し作業前の注意点。

FSP180-50PLA電源装置の交換

Tuesday, January 14th, 2014

マイナスドライバーを用意します。

ポケットメディアドライブ、パーソナルメディアドライブが装着されている場合は、取り外します。

コンピューターの電源を切り、すべてのケーブルを取り外します。

LANケーブルまたは電話線を取り外してから、電源コードを抜いてください。

障害物がなく、カーペットを敷いていない、平らな安定した場所にコンピューターを移動します。

コンピューター内部の作業を行うときは、静電防止リストバンドと導電フォームパッドの使用を強くお勧めします。

部品を取り付ける準備が整うまでは、部品の保護パッケージを外さないでください。

警告:金属パネルの縁で皮膚が切れる可能性があります。コンピュータ内部の金属パネルの縁に皮膚が直接触れないように注意してください。

手順1、サイドパネルを取り外します。

手順2、フロントパネルを取り外します。

手順3、コンピューターを側面を下にして寝かせます。

手順4、ハードディスクドライブボックスを取り外します。

手順5、コンピューターの底を自分の方に向けて、コンピューター内のFSP180-50PLA電源装置の場所を確認します。

手順6、電源ケーブルと接続口を確認します。接続先と接続の種類を覚えておきます。正確に覚えておくため、簡単な図を描いておくとよいでしょう。

補足:電源装置のプラグは差込口に合わせた形状になっており、それぞれの形状がが正しく合わなければ、はめ込むことができません。さらに、電源コネクターの中には、コネクターを固定するための止め具が付いているものもあります。

手順7、電源の接続先と接続の種類を記録したら、ケーブルを外します。

手順8、すべての電源ケーブルが取り外されるまで、同じ作業を繰り返します。

手順9、電源装置を固定するネジをコンピュータの背面から取り外します。

手順10、コンピューター内部の、電源装置を固定する台に付いている止め具を確認します。

手順11、固定台の止め具を押して(1)、電源装置を左側にスライドさせて外します。

手順12、電源装置を左に動かしてから降ろして、コンピューターから取り外します。

手順13、電源装置を持ち上げてコンピューターから取り出します。

手順14、交換用電源装置をコンピューター内に入れます。

補足:交換用電源装置は元の電源装置と同じ方向で取り付けなければなりません。コンピューターに入れる前に、電源装置の向きを確認し、 必要であれば事前に書き取ったメモを元に、適切なネクターであるかを確かめます。

手順15、コンピューター背面にある電源装置の差し込み口と電源装置の位置を合わせます。

手順16、止め具が所定の位置に収まるまで、FSP180-50PLA電源装置を右方向 (コンピューター背面方向) にスライドさせます。

手順17、コンピューターの背面から4本のネジを取り付け、電源装置を固定ます。

手順18、電源ケーブルとそれぞれの接続先の位置を確認し、再接続します。

手順19、ケーブルを接続し、ハードディスクドライブボックスを元に戻します。

手順20、コンピューターを起こします。

手順21、フロントパネルを元に戻します。

手順22、サイドパネルを取り付けます。