アダプタ
BizTalk アダプターは、Microsoft(R) BizTalk(R) Server が外部と通信するときに中心的な役割を果たします。WCF アダプターは、BizTalk アプリケーションで WCF エンドポイントとメッセージをやり取りする必要が生じた場合に、両者間の通信プロセスを管理するコンポーネントです。BizTalk Server 2010 では、WCF アダプターが WCF バインドとして公開されます。このため、WCF バインドを使用できるすべての WCF アプリケーションは、BizTalk Server を介さずに直接 WCF アダプターと通信できます。しかし、BizTalk Server を介して WCF アダプターを使用することで、BizTalk Server によるアプリケーション インフラストラクチャ上のメリットを数多く享受できます。ここでは、主に BizTalk Server 環境から WCF アダプターを使用する方法についてよく寄せられる質問にお答えします。
WCF アダプターを使用すると、BizTalk Server で WCF バインドを使用して WCF メッセージを送受信できます。WCF クライアント アプリケーションは、WCF メッセージを BizTalk の受信場所に送信できます。ここでは、WCF 受信アダプターがメッセージを受信します。WCF 受信アダプターは、受信した WCF メッセージを BizTalk メッセージに変換します。変換のしくみは、BizTalk Server 管理コンソールを使用して構成される、アダプター構成の実際の設定によって異なります。受信アダプターは、BizTalk メッセージを内部の BizTalk MessageBox データベースに送信します。これに対応して、WCF アダプターを使用する BizTalk 送信ポートは、このメッセージの種類をサブスクライブして BizTalk メッセージを受信し、WCF メッセージに変換して、サポートされている WCF プロトコルのいずれかを使用して WCF サービス エンドポイントに送信します。
BizTalk Server から WCF アダプターを使用することで、BizTalk-WCF 併用のアプリケーション ソリューションに伴う煩雑な作業 (通信プロトコルの選択と実装、セキュリティ問題への対応、トランザクションの処理など) は不要になります。
アダプタの詳細についてお読みください： http://www.adapters.jp/を。
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