電源アダプタFAQ

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ACアダプターの選び方(上)

October 16th, 2014

一般的にACアダプタは以下の様に3通りに分けられます。※画像をクリックすると該当箇所へジャンプします。

非安定化ACアダプタ

・簡易的な方式
・入出力の変動に弱い
・用いる電源と機器の定格に注意

安定化ACアダプタ

安定化ACアダプタ     ・入出力の変動に強い(安定)
・リップルは少ない
・やや大型

スイッチング方式ACアダプタ

・小型、軽量
・効率が良い(熱を持たない)
・入出力の変動に強い(安定)
・スイッチングノイズが発生する

それぞれ特長がありますので用いる機器に適した電源を選択することが重要です。

ACアダプタ一覧
出力プラグ形状をクリックすると該当する定格のACアダプタを参照できます。

非安定化ACアダプタは従来からある方式で、以下のブロックで構成されています。
1.トランス     ・・・AC100Vを必要とするAC電圧に変換
2.整流     ・・・AC→DCに変換
(図1の場合は整流素子にダイオードを用いた「ブリッジ」回路)
3.平滑回路     ・・・整流のみでは完全なDCになっていません(脈流)。
これをコンデンサに用いてDCに変換

非安定化電源構成例

注意:b)とc)は同じポイントですが、bはコンデンサがない場合の波形

非安定化タイプは平滑回路によりDCに変換する簡単な構造ですから、図2のように負荷変動又は入力のACが変動すると、それに応じてDC出力電圧が変動(変化)してしまいます。

非安定化ACアダプタは変動に弱い

グラフに「出力9V/0.3A」の出力特性例を示します。
負荷電流を0~300mAまで変化したときの出力電圧を測定したもので、入力のAC電圧も90V、100V、110Vの3通りでデータをとっています。

非安定化ACアダプタ(9V/0.3A)出力特性

この試料のACアダプタは「AC100V、出力200mA時に定格電圧の9V」になるようです。
例えばこのACアダプタを用いて、消費電力が50mAの軽い負荷(機器)に用いる場合、DC電圧はAC100V入力時に11.12Vです。
つまり、図3のように動作電圧9V機器に11.12Vを電源供給(接続)することになります。

定格電圧より大きな電圧が供給される

非安定化タイプは負荷により出力電圧が変化しますので、機器が必要とする消費電力とACアダプタの能力(電流容量)に注意する必要があります。
図3の例(機器の消費電力が50mA)の場合、用いるACアダプタは電流容量の少ないものが適切で、「電流容量は、大は小を兼ねることができない」ということです。

○なぜ出力電圧が変動するか

原理的にAC100Vをトランスを用いて「変圧」していますので、AC100Vが変動すればそれに応じて整流回路に加わるAC電圧も変動(変化)し、平滑回路での電圧値も変動します。

負荷により出力電圧が変動する理由は図4の通りです。
脈動をDCに変換するためにコンデンサを用いて「充電、放電」を繰り返します。
この時、負荷電流(放電)の大きさにより1、2、3のように波(リップル)の大きさが異なります。

またトランス部の損失(電圧降下)、ダイオードの順電圧の変動により負荷の値が異なると、DC出力電圧が変動します。

負荷による出力電圧の変動

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DCアダプタとACアダプタの違い

October 16th, 2014

この間ギターのエフェクターを買ったのですが、
充電の差込口にDCアダプター9Vと書いてあって
あいにく5VのACアダプタしかもっていません
ACアダプタとDCアダプタの違いって何ですか?
9V対応のACアダプタを買っても使えますか??

ACアダプターとDCアダプターの違いは言葉だけです。

ACアダプターは電池などで動かすものをAC100Vで動かすためのアダプターです。
DCアダプターはAC100VをDCに変えて機械などを動かすためのアダプターです。

結局は同じものです。

但しアダプターには高級なもの(スィッチングタイプ)と低級なもの(整流のみ)など、種類があります。

>9V対応のACアダプタを買っても使えますか??
今回の場合はギターのエフェクターのアダプターがどのタイプかわからないので、メーカーから情報を得ない限り、使えるかどうかわかりません。

用語が正確に使い分けれているかにもよります

家庭用AC電源(100V)を使用した直流電源のことを
ACアダプタと言う人もDCアダプタと言う人もいます

そのアダプタには、入力と出力の規格が記載されているはずです
入力(input)AC80~120V 出力(output)DC6V1A のように

そのエフェクタの説明書を読んで DC9Vで何Aかを確認してください

出力が DC9Vで 電流がエフェクタの必要とする電流以上のアダプタが必要です

注意しなければいけないのは
単なる電源で 使用電流が増えるほど出力電圧が低下するものがあります、この手の物は、電流が少ないと記載されている電圧より上がってしまいます(出力電流が多すぎるものは、避けた方が無難です)

もう一点は 接続プラグの形状(外径・内径・ピンの径)と電圧の極性(中心が+/-)です

さらにややこしいのは 出力がACのアダプタも有ることです

これを読んで良く判らない場合は、そのエフェクタ専用のアダプタを購入してください(高価と思いますが)

9V対応のACアダプタかDCアダプタを買えば使用できると思います。気を付けないといけないのは、プラグの極性です。中心が+の物と-(マイナス)の物があります。また、太さも微妙に違ったりします。

他に気をつけないといけないのは容量(電流が流せる量)です。これも物によって違います。容量の大きいものを買えば問題無いでしょう。。このあたりの知識をお持ちでないようであれば、その機器の専用のアダプタを買うのが一番無難だと思いますよ!

本来AC→AC(減圧)へ変換するものがACアダプタで、AC→DCへ変換がDCアダプタです。定義がないので現在一流メーカーとされている会社でも表現がマチマチです。

要は100V ACから9V(他に12Vや24Vなどいろいろあり)DCに変換するという機能が要点です。ただ電気(電子)に詳しくないのであれば、メーカー推奨のものをお勧めします。

中古部品店で売っているようなものは、電圧、定格があっていても、ハムやノイズ音が異様に大くなってしまうことがあるので要注意です。またプラグの形状が合わない、+-の位相が逆など注意点もあります。

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液晶パネル概要

September 26th, 2014

SAMSUNG LTN173KT02 PC液晶パネル(えきしょうディスプレイ、liquid crystal display、LCD)は、液晶組成物を利用する平面状で薄型の視覚表示装置をいう。それ自体発光しない液晶組成物を利用して光を変調することにより表示が行われている。

概要

液晶ディスプレイはデジタル化された電子機器の普及に伴いごく一般的な表示装置となっている。特に、数値や機器動作状態等の情報表示装置、映像などの画像表示装置として多様な電子機器において利用されている。

液晶ディスプレイには、「液晶モジュール」と呼ばれる部品が含まれており、その液晶モジュールは、主に「液晶パネル」と呼ばれる液晶を含む板状の部品と、液晶パネルに対して電気信号を供給するための駆動回路とを含んで構成されている。

液晶ディスプレイの典型例には、液晶テレビやコンピュータ・ディスプレイがある。液晶モジュールは、これら以外にも、携帯電話端末、携帯型ゲーム機、電卓、時計などの表示部として使われている。

つまり、単に「液晶ディスプレイ」と呼ばれた場合であっても、製品全体を指す場合と製品の表示部だけを指す場合がある。本記事では、便宜上、製品全体を指す場合には液晶ディスプレイと呼び、製品の表示部だけを指すには液晶モジュールや液晶パネルと呼ぶ。テレビ、PCなどの表示装置の製品としての「液晶ディスプレイ」と、携帯電話やデジタルカメラなどに組み込まれる製品の一部の部品としての「液晶パネル」と「液晶モジュール」について、それぞれを分けて記述する。また、本項目では液晶プロジェクタは扱わない。

SAMSUNG LTN173KT02 PC液晶パネル原理

単体装置としての液晶ディスプレイは、光源、駆動回路や電源回路、接続コネクタ、ケース等を除けば主要部分が液晶パネルと呼ばれる薄い板状部品で構成されている。

電卓や時計の液晶は、あらかじめ「絵」の形に電極を配置して液晶に電圧を加える反射型の液晶が使用されることが多い。カラーの画像や映像を表示するものでは、格子状に配列したサブ画素 (Sub-pixel, sub-dot) を用いる。

表示原理

液晶パネルは、外光や、フロントライト、バックライト等の光源により発せられた光を部分的に遮ったり透過させたりすることによって表示を行う。一般的な透過型液晶パネルを例として表示原理を説明する。

偏光

光源となるバックライトからは360度多様な方向に振幅成分を有する光が放たれる。裏面の偏光フィルタ(偏光板)は、この光の内の特定の方向の振幅成分を持つ光(偏光)だけを通過させ、残りはヨウ素分子のような偏光素子に吸収される。最初の偏光フィルタを通過した光は、直線偏光となって液晶層に入射される。直線偏光の入射光は、液晶層を厚み方向に伝播しながら、液晶のもつ屈折率異方性(複屈折)に応じて偏光状態を変化させて行く。液晶層を通過した出射光の内の、表側の偏光フィルタが制限する特定方向の偏光成分の光だけが表示光として出射される。表示を変化させるためには、電圧を変化させて液晶配向を変化させる。液晶配向の変化に合わせて、液晶層をはさんでいる偏光フィルタ2枚を含めた全体の透過率が変化し、表示される明るさが変化する。

配向

液晶層の表裏には2枚の配向層を備える形式が多く、電圧を掛けない場合に液晶分子を特定方向に整列させる役割を担う。

電界

液晶配向を変化させるために電圧を掛け電界を作る。多くの形式では表裏の両面に平面電極を備えている。

このように液晶層を表裏2枚の配向層がはさみ、さらに2枚の偏光フィルタとその外側に電極が位置する。表側の偏光フィルタを透過する光が多い場合に表示が明るくなり、少ない場合には表示は暗くなる。

中間調

SAMSUNG LTN173KT02 PC液晶パネルは単なる光シャッターとして動作しており、真っ黒や真っ白といったデジタル表示以外にアナログ的な中間の明るさを得るためには、電圧も中間の値を加えることで光の透過率を調節する。

交流印加

液晶パネル自身は直流の印加で動作できるが、電極側に正負電荷の偏りが生じて寿命が短くなってしまう。これを避けるために正と負の電圧を交互に掛ける交流を印加している。

こうして光学的なシャッターを実現し、このような微細なシャッター1つを1つのサブ画素とする多数のサブ画素によって望む画像を表示する。このシャッターは光の透過と遮断だけを行うので多様な色は、概ね3原色を備えた色フィルタで実現される。

表示モード

2枚の電極に挟まれた各画素での表示には偏光フィルムの配置方向に応じて、2種の表示モードが存在する。

ノーマリー・ホワイト・モード(NWモード) – 電圧の無印加状態で明表示(白表示)となる

ノーマリー・ブラック・モード(NBモード) – 電圧の無印加状態で暗表示(黒表示)となる

SAMSUNG LTN173KT02 ノートPC液晶パネル

PC電源故障の真実(実際)

September 26th, 2014

PC好きな人でも知らない人が多いようなので本ページに記しておきます。
故障した電源は新品のときと何が違うのか、ということです。
知らない人は、PCの電源の故障とは↓こんな感じではないかと想像するかと思います。
故障した電源は新品のときのようなフルパワーを出せない
でも↑これは違います。
正解は、
故障した電源は急に出力を上げられない
です。
それは「フルパワーを出せない」ことと同じ意味じゃないかと思うかもしれませんが、違います。
車だと、エンジンが劣化して加速が悪くなると、同様に最大速度も下がると思いますが、
PC電源の場合は、急に出力を上げられることと、最大出力値の間にあまり関連はありません。
最大出力値は殆ど変わらないのに、急には、出力が上げられなくなるという状態は、事実としてよく起こるのです。

pc用acアダプタ電源故障の多くはこういう状態です。新品のときはグレーのグラフのような出力曲線を描くことが出来るのに対して、劣化(故障)すると、オレンジのグラフのような出力曲線で精一杯という状態になるのです。そしてその電源の能力以上に急激に出力電力(電流値)を上げようとすると、追随出来なくて出力電圧が下がってしまうわけです。

それによってCPUが停止したり、ハードディスクが停止したり、マザーボードとハードディスク間の通信が途絶えたりして、ハングアップが起こるわけです。
なので、一定負荷時のPC電源の出力電圧を測って、正常であったとしても、殆ど何の意味もありませんし、
パソコンをフルパワーで30分間、運転出来たとしても、そのPCの電源が正常であることの証明にはなりません。
上記と同じ意味になりますが、
PCショップで三千円程度で購入できる「(下記のものとは全く異なる)PC電源チェッカー」で単純にPC電源の出力電圧を測っても電源の故障の有無は判定できません。
手前味噌になりますが、
当サイトにはPC電源チェッカーの製作というページを設けてあります。
これならば、PC電源の故障の判定にある程度(多少は)役立たせることが出来ます。「PCがハングアップする際に警告音が鳴っていれば、そのハングアップの原因は電源である可能性が高い」とする使い方です。
pc用acアダプタ電源判定
PC電源が正常か否かは、アイドリング状態から一瞬のうちに最大に電力を消費する状態に持ってゆける特殊なベンチマークソフトを実行すれば、ある程度正確に判定できる筈です。
以下は一般向けの内容ではありません。
コスト面を度外視すれば、以下のようなPC電源であれば、その故障をユーザの手によって、いち早く発見できます。
PC電源に、電源故障・障害を早期に発見する為の支援機能(自己診断機能)が内蔵するのです。具体的には電圧モニター機能です。そのモニタリング機能自体の電源は特別にコンデンサを奢ったりして劣化の影響を受けにくいように作っておくわけです。そして電源が出力する全系統の電圧を常にチェックするわけです。負荷の増大に追従できなくて出力電圧が一定以上に下がった場合にブザーとかLEDでユーザに知らせるわけです。ただし電圧の低下が”負荷の増大に追随できないことによる”ものなのか、それとも他の原因によるものなのかを判断するにはある程度知的な判定能力が必要になります。人間によっても確認がおこなえるようにロギング機能も設けることが望ましいでしょう。
コスト面で厳しく、熱にも曝される電源に上記のような機能を設けるのは困難です。全系統ではなくマザーボードへの系統だけのチェックであればマザーボード側にこのような機能を設けることも可能です。既に一部には自己診断機能の付いたマザーボードもありますが、それらよりもっとインテリジェントな判定機能を持ち、パワーユーザーでなくても、電源の故障を把握できるようになることが望ましいと思います。PCがハングアップしたことをハードウェアから検知可能であればそのような自己診断が下し易くなります。もしそれが検知出来なければ、電源故障はアナログ的な性質を持つものなので、誰もが理解できる○か×かのような形式での明確な判定は難しいでしょう。実装し易いのは、許容される下降曲線を超えて電圧が低下した場合に故障と判定したり警告を発したりすることですが、ハングアップの判定とかけ離れたものであった場合には有意義なものと見なされない可能性があります。
ACアダプタ
電源故障についていろいろと書きましたが、私自身の本音では、外形が独自規格の内蔵電源は嫌いです。電源は簡単に交換可能であることが望ましいと思います。省スペースPCの電源はみんなACアダプタを使えばいいと思っています。そしてその能力や端子形状は現在のATX電源のようにパターン化され、PCショップでPC用のACアダプタがATX電源並みに販売されるようになればいいと思います。pc用acアダプタ電源故障が疑われる際には気軽に他のPCのACアダプタを接続したり、PCショップで新品ACアダプタを購入するようになればいいと思います。これはコンシューマーにもビジネスユーザーにもメリットがあると思います.

SAMSUNG LTN154X3-L0D PC液晶パネル駆動方式

September 19th, 2014

SAMSUNG LTN154X3-L0D PC液晶パネル 駆動方式というのは、画面の表示をさせるために液晶パネルの裏側がどのような仕組みで動いているかを表しているものです。ただし、液晶パネル駆動形式がカタログに載ることは滅多にないんですよね・・・

この液晶パネルの駆動方式は、TN(Twisted Nematic)方式、VA(Virtical Alignment)方式、IPS(In-Place-Switching)方式の3種類に大別されています。

PC用の液晶ディスプレイでもっとも採用されているのがTN方式で、VA方式、IPS方式と続く。要素が多いので単純には言えませんが、コストが低い順にTN方式→VA方式→IPS方式となります。

仕組みについても色々と情報がありますが、これがまたわかりにくいので、各方式の特徴を実際の使用時に感じると思われる部分をピックアップしておきます。

TN方式の特徴

TN方式の特徴はなんといっても駆動電圧とコストが低く、安価な製品が多いことです。

逆にデメリットは視野角による色変化や輝度変化が大きくなってしまうことです。

価格とのトレードオフの部分が大きいですが、色味を重視する場合はなるべくTN方式のSAMSUNG LTN154X3-L0D PC液晶パネルを避けたほうが良いと言えます。

VA方式の特徴

VA方式の大きな特徴は、電圧OFF(電源OFFではない)のときバックライトが光の影響を受けないため、かなり純粋な「黒」が表現できることです。また黒がはっきり表現できるため、コントラスト比を高くしやすくなります。

逆にデメリットはTN方式同様に、視野角による色変化や輝度変化が大きくなってしまうことです。

IPS方式の特徴

IPS方式の大きな特徴は、液晶分子の垂直方向の傾きが発生しないため、視野角による輝度変化/色変化が少ないところです。

逆にデメリットとしては、コントラスト比と輝度、応答速度を高くしにくい点が挙げられる。

応答速度が遅いが、表現力は高いため、グラフィックプロ向けや医療向けなど動画性能を必要としない分野でのニーズが高いようです。

液晶パネルの駆動方式を見分ける方法

記事を書いている2009年9月時点では、PC要として販売されている液晶ディスプレイの多くは、TN方式です。その後にVA方式が続いていますが、ISP方式は数少なくなっています。

先にも書いたように、カタログで液晶パネル駆動方式が記載されることが滅多にないので、SAMSUNG LTN154X3-L0D PC液晶パネル駆動方式を見分ける目安をお伝えします。

といってもこの情報はあくまでも目安なので、どうしても知りたい場合はメーカーに確認することをお勧めします。

●視野角

垂直方向の視野角は上と下の数値が違うものは、TN方式になります。

●最大色数

最大色数は「1677万色」が基準となりますが色数が「1619万色」だったり、注釈として「ディザリング使用」などと書かれている場合は、TN方式になります。

ただし、TN方式でも最大色数が「1677万色」の製品もありますから、1677万色=VA方式orIPS方式とは言い切れません。

2つしかありませんが、液晶パネルの駆動方式以外の技術が優れてきているので、明らかに差を感じるところが少なくなってきているといえます。

SAMSUNG LTN154X3-L0D ノートPC液晶パネル

SAMSUNG LTN154AT09 PC液晶パネル再利用

September 19th, 2014

修理不能SAMSUNG LTN154AT09 PC液晶パネル
ひょんなことからノートPCをもらった。
まぁ、電源は入るけどキーボードコントローラーがおかしいのか、何らかのキーが、しかも複数のキーが押された状態のままになってしまってた。外付けのキーボードで回避できたり、BIOSでDISABLEにできれば良かったんだけど、どう頑張ってもいくつかのキーが常時押されてる状態からは抜け出せない。。。
あきらめて捨てようかと思ったわけですよ。スペックがいいわけでもないし、自分で買った物でもないし、パソコンとして機能しなければあってもしょうがないってね。
でも、貧乏性なもんでなかなか捨てられなかった。
SAMSUNG LTN154AT09 PC液晶パネルだけでも使えないかってさ(^^;
さて、そんな往生際の悪さからしばらくは液晶パネルについて調べるためにネット徘徊。
いや~、けっこういるもんだね。ノートPCから剥ぎ取ったパネルを再利用してる人。おかげで情報には困らないかに思えたよ。
パネルの方は「chimei」というメーカーの「N150X3-L05」という型番。
データシートがメーカーサイトからダウンロードできりゃ一発解決な部分だったんだけど、ヒント一つありゃしない状況ということで、パネルのピンアサインを辿るのに苦労させられた。
結果的には配線にはある程度の法則(?)があって難なくパスしたんだけどね。
実際に作ったのはまずケーブル。
パネル側のコネクタがJAEのFI-X30Sという形らしい。んで、その配線を追っていくと8本は未接続。1本がGND、2本がVCC。残り19本だけど、そのうち4本は使わなくても良さげな不明の配線。とりあえず無視することに。
そうなると残るは15本。さらによく見ると2本一組で配線されている物が4組。一組に対してGNDも一本一緒に配線されているのもテスタで確認。つまり3本一組で見立てると計12本。実は未接続の配線も同様でGNDも一緒。ということで、GNDは全部で8本。
整理すると・・・
1pin:GND
2~3pin:VCC
4~7pin:不明(なので無視)
8,9,11,12,14,15,17,18:ペア(信号ライン)
20,21,23,24,26,27,29,30:ペア(未使用)
10,13,16,19,22,25,28:GND
といった感じ。
信号ラインと思われる部分がどんなアサインになっているかが分からないので、パネル側のフレキを適当なところで切断してケーブルを引き出し、ピンヘッダのオスを2pinずつに半田付け。
また、キット付属のケーブルは「HIROSE Df14-20S-1.25C」という端子がついていたが、これは利用用途がないのでばっさりカットして、代わりにピンヘッダのメスをチマチマ半田付け。
こうしてピン接続を変更できるようにケーブルを製作。↓↓↓こんな感じ。
んで、できあがった物を配線してみて電源つなげてPCにもつなげて・・・
とりあえず映っちゃいました。
心配していたパネルへの配線も一発でクリア。ここは下調べに時間をかけた甲斐があったところ。いろんなパネルのデータシートを見、ピンアサインを探っていくと、ある程度その並び方には法則性があった。で、こいつも同じような配線だろうと踏んで接続したら見事その通りだった、というわけ。
映るようにはなったけど、ほんと基盤は剥き出しだし映ってるだけ。使うには勝手が悪すぎる。
てことで、今度はケースを作ってみる。
ここはまぁ、手持ちのアルミ材と多少の買い出しで必要部材は揃え、あとは高速カッターでガンガンぶった切り接合部分にはドリルで穴を開けてボルトナット留め。この辺は慣れたもんでサクサク進む。
L字のアングルで液晶パネルを囲むように枠を作ったんだけど、全く隙間がない程ピッタリな採寸には感動。パネルを固定する超小型ビスが両サイドに2本ずつあるんだけど、この穴あけもピッタリで完璧。
厚み:最大37mm
重さ:約1.2kg
15インチという大きさは今となっては小さい部類だけど、まぁ、ちょっとした用途には最適!?
なんかしら使い道があるでしょう。
あ、あとはアームか土台も作らないとね。
↓↓↓このアングル、なんだかいい感じ(笑)

SAMSUNG LTN154AT09 ノートPC液晶パネル

液晶画面の故障箇所

September 12th, 2014

① バックライトまたはインバータ修理が必要な場合
液晶画面は暗く、よーく見ると微かに映っている。
電源入力時の画面は真っ暗、その後明るくなったり暗くなったり、落ち着くと真っ白。
インバータ故障による、全白色障害の液晶パネル
電源入力すると最初は赤く暗い画面で、5分ぐらい経過すると(バックライトが暖まると)安定する。
一番危険な状態でインバーターに負荷をかけ、ランプ取付部が加熱して発煙したり、大変危険な状態です。
液晶画面がチカチカ点滅した様になったりザーーーとなる。
1) バックライト交換時の修理代
2) インバータ回路修繕または交換時の修理代
3) バックライトとインバータの両方の修理代
SAMSUNG LTN154X3-L0D 互換交換用 液晶パネルへの電源供給に関する修理が必要な場合

液晶画面内の液晶パネルに供給されているはずの電源が供給されない場合に発生する現象です。故障箇所は次の箇所と思われます。
1.液晶パネル内の電気基板回路
2.各ケーブル及びコネクション
3.マザーボード電源管理回路等
4.その他
1) 液晶パネル内の電気基板回路 → 液晶パネル交換時の修理料金
2) 各ケーブル及びコネクション → 接続ケーブル類修繕時の修理代
3) マザーボード電源管理回路等 → マザーボード障害時の修理代
SAMSUNG LTN154X3-L0D 互換交換用 液晶パネルの交換が必要な場合(殆どの場合バックライト・インバータ交換は不要)
液晶パネル割れ
液晶漏れ
1) 液晶パネル割れ → 液晶パネル交換時の修理料金
2) 液晶漏れ → 液晶パネル交換時の修理料金
3) 縞模様がある → 液晶パネル交換時の修理料金
4) 一部に表示されないところがある。 → SAMSUNG LTN154X3-L0D 互換交換用 液晶パネル交換時

SAMSUNG LTN154X3-L0D ノートPC液晶パネル

 

液晶画面を構成する部品とその寿命

September 12th, 2014

ノートパソコンの上蓋、即ち液晶画面は主に次の部品で構成されています。
SAMSUNG LTN173KT02 互換交換用 液晶パネル

見た目真っ黒のフィルムが張られたガラス板が液晶パネルです。複数のフィルムとガラス板・そして液晶で構成されています。
②ノートパソコンと液晶画面を接続する専用ケーブル
これが、ノートパソコン本体とSAMSUNG LTN173KT02 互換交換用 液晶パネルを接続している専用ケーブルの例です。左側がパソコン本体、右側が液晶パネルの基板に差し込み接続されています。
基本的にはちょっと厚めのフィルム状となっています。フィルム状でないものもあります。
③バックライト
液晶パネルの背後から光を当て、画面を明るくする役割で、照明で使用されている、蛍光灯と同じような原理で動作しています。
寿命は一般的に3~5万時間と言われています。保証期間とは異なりますのでご注意下さい。
④インバータ
バックライトに高電圧を供給するとともに、発火等の事故を防ぐための安全機能も持っています。

液晶パネルの構造

1.偏向フィルター
出入りする光をコントロールします。
2.ガラス基板
電極から電気が他の部分に漏れでないようにしています。
3.透明電極
SAMSUNG LTN173KT02 互換交換用 液晶パネルを駆動するための透明に近い電極です。透明度の高い材料を使用します。
4.配向膜
液晶の分子を一定方向に揃えて並べる役割の膜です。
5.液晶
6.カラーフィルター
色を表示させる役割をします。
7.バックライト
液晶パネルの背後から光をあて、画面を明るくします。

SAMSUNG LTN173KT02 ノートPC液晶パネル

 

DELL DPS-300AB-24B PC用電源選びと実際の交換作業

September 5th, 2014

1.DELL DPS-300AB-24B PC用電源のスペックを把握する(1)

電源ユニットの規格など、故障した電源ユニットの交換に必要な基礎知識を解説した。今回は、交換用電源ユニットを購入するときに気を付けるべきポイントと、実際に電源ユニットを交換する作業について解説する。
電源ユニットのスペックを把握する

電源ユニットを購入する前に、まずしなければならないことは、PCに搭載されている元の電源ユニットのスペックを確認することだ。前回解説したように、電源ユニットにはさまざまなスペック項目がある。たとえATX規格に準拠した電源ユニット同士でも、電源容量などのスペックが異なるのは、いわば当たり前のことだ。従って、元の電源ユニットのスペックを調べ、それに合致した(あるいはそれを上回る)新しい電源ユニットを選ぶ必要がある。

しかし、PCのカタログやマニュアルのスペック表などに掲載されているのは、電源ユニットの総出力容量程度で、そのほかのスペックは実際に搭載されている電源ユニットを見て調べないと分からない。交換作業の前に、チェックすべき電源ユニットのスペック項目とその調べ方、新しい電源ユニットのスペックの決定方法を解説する。

DELL DPS-300AB-24B PC用電源の対応規格を調べるには

まず最初に、元の電源ユニットの対応規格を確認しよう。現在市販されている電源ユニットは、原則としてATXかSFX(マイクロタワーなど小型PC向けの電源ユニットの規格)に対応している汎用品なので、このいずれかの規格にも対応していない独自仕様の電源ユニットだと、市販品とは交換できない可能性が高い。

しかし、電源ユニット自体には対応規格に関する記述はない場合がほとんどだ。電源ユニット単体で購入する場合などには、「ATX 2.03対応」などと電源ユニットのスペック表に表記してあるので確認できるが、PCに組み込まれている電源ユニットが、どの規格に対応しているかを正確に調べることは難しい。

だが電源ユニットの外形寸法を調べると、ATXかSFXか、それとも独自仕様なのかというおおざっぱな判断は可能である。各規格の外形寸法は以下のとおりだ。
電源ユニットの各規格における外形寸法
各寸法は、外部電源コネクタのある面を横長に配置したときに、(幅)×(奥行き)×(高さ)として表記している(突起部は除く)。ATX 2.0xでは単一だが、SFX 2.xでは4種類の外形寸法が規定されている。「PS3」とはATX 2.0x対応電源ユニットの奥行きを100mmに縮めたもので、一部のマイクロタワー型ケースで使われている。市販品も存在するが製品の数は多くはない。
*1 (B)と(D)は外形寸法が同じだが、この(B)の電源ユニットでは、空冷ファンが下側に出っ張っている点が異なる((C)も同じ)。実質的な高さは、63.5mm+ファンの厚み17.1mm =80.6mmになる。
元の電源ユニットの外形寸法が上記のうちどれかと同等なら、その規格に対応した電源ユニットである可能性が高い。逆に外形寸法がどれとも大幅に異なるようなら、その電源ユニットはそのPCベンダの独自仕様と思われるので、市販製品との交換はあきらめ、PCベンダに修理を依頼したり、交換用電源ユニットをPCベンダから取り寄せたりするしかない。ちなみに、本連載で使用しているデルコンピュータのデスクトップPC「Dimension 4100」は、ATX 2.0xと同じ寸法の電源ユニットを装備していた。

特に省スペースPCの場合は、小型ケースにすべてのパーツを収めるため、ベンダごとに独自形状の電源を採用していることが多い。自分で判断するより、PCベンダに問い合わせた方が無難だ。
電源ケーブルのコネクタの種類も要チェック

市販品でDELL DPS-300AB-24B PC用電源交換できるかどうかを見極めるには、電源ケーブルのコネクタのうち、ATX/SFX規格に含まれない独自のものがないかどうかも確認する必要もある。PCによっては、マザーボードへの電力供給を安定させるなどの目的のため、規格に含まれない電源コネクタをマザーボードと電源ユニットに追加していることが、たまにある。このような独自の電源コネクタも、汎用品である市販の電源ユニットではカバーしきれないため、電源ユニットの交換はPCベンダに頼ることになる。

DELL DPS-300AB-24B PC電源

ハードディスク増設用に FSP FSP400-60THN PC用電源 を改造する

September 5th, 2014

ハードディスク劣化の原因と対策のページの電源出力不足の項でも述べたが、電源1台で多量のハードディスクを搭載することはできない。CPUやビデオカードの構成で大幅に変化するため、1台目の電源にどれだけハードディスクがぶら下げることができるかはっきりしたことは言えない。マザーボードとは別にハードディスク専用電源を増設し、仮にその電源が300w程度だとすると、1台の増設電源で少し余裕を持った運用をするのであればハードディスク8台くらいが限界であることを述べた。仮にマザーボードと共用する1台目の電源で4台のハードディスクが稼動可能なら、5~12台目のハードディスクは増設電源を用意したほうが良い。ハードディスク番長な構成で、合計25台のハードディスクを問題なく動作させるためには、仮に全て300w電源だとしたら合計4台の電源が必要でマザーボードと共用の電源以外に3台増設しなければならない。そんなに頻繁に増設しなければならない理由はハードディスクスピンアップ時の電力がアクセス時の3倍の電力を必要とするからだ。そしてハードディスクをどれだけ永く使うかは熱の問題と FSP FSP400-60THN PC用電源 問題にほとんで集約されているので、ハードディスクを多量に搭載しても安定運用ができるできないは、気前良くハードディスク専用電源を増設できるか否かにかかっているとさえ言える。

読者の部屋には昔使ったATX電源がごろごろしていると思うが、それら電源を単独で使うことはできないと勝手に思い込んでいないだろうか。実は大変簡単な方法で余ったATX電源を単独で使用できるのだ。作業時間は約2分、さっそく挑戦し電源を増設して安定した環境を維持しながらハードディスクを多量に増設し、ハードディスク番長を目指そう。

0.注意事項
注意事項から書き始める理由は、これから記述する問題が未来のある時点で読者の身に発生しても解決の糸口がなかなか見つからないことが予想されるので、発生する確率は非常に低いがとりあえず一読願いたい、ということである。その問題点とは

複数FSP FSP400-60THN PC用電源を使用する場合、その電源間のグランド電位(アース)の微妙な電位差によって接続デバイスが誤動作を起こす可能性がある

ことだ。これは今回紹介する改造法にのみ発生するわけではなく、市販の独立使用用ATXスイッチなどを使用した場合も同様だ。

①原因
発生の原理は推測になるが①ATXスイッチング電源間の整流・降圧方法の差異(劣化に伴うものも含む)、②コンセントの挿し方向のATX電源間の差異などが原因で、マザーボードからの信号線のグランド(アース)と、ハードディスク用として別に供給しているATX電源のグランド(アース)に微妙な電位差が発生し、各種エラーが発生する。
SATAでは顕在化した経験はない。IDEが、またIDEのなかでも特にCDR・DVDデバイスが多少問題が発生しやすい傾向にある様だ。

②具体的事例
マザーボードと共用しているATX電源を仮に電源A、ハードディスクとCDR用ATX電源を電源Bとした場合、電源BにCDRを接続し、IDEケーブルをCDRに挿入する前はベゼルの開閉ができる(きちんと動作する)が、IDEケーブルを挿し込むとCDRがダウンする。そのまま起動してもマザーボードがCDRを認識しない。電源AにCDRを差し替えればきちんと動作する。(もちろん電源Bの容量不足ではない。)
この現象は使用するデバイスの種類で現象遭遇頻度が大分違い、その原因は不明だがDVD・CDR等>IDEハードディスク>SATAハードディスクの順で発生する。この現象が発生することは経験からしてまれではあるが、安定動作やデータ保持の観点からすれば、現状で問題が起こっていなくても、できればわざわざ上記の状況を作り、問題の有無を確認しておきたい。

③対処法
万一上記の状態が発生した場合の”まっとうな”対処法はこの現象が発生しないATX電源装置の組み合わせに変更することである。筆者は各AFSP FSP400-60THN PC用電源ケースとの締結用ネジ部分間にアース線(スピーカーコードでもよいし電源コードでもよい)を接続し問題を克服した経験が数回あるが、この対処法の理論的確からしさやそのほかの危険性については全く不明であることをお断りしておく。
おそらくこの現象に遭遇することはなかろうが、万一今後読者が遭遇したら思い出してほしい。
それでは本題に移る。
1.使用材料
余ったATX電源
クリップまたは針金または電線またはY端子(小)、10円以下
絶縁テープ(ビニールテープ)または自己融着テープ、100円位
できれば自動連動コンセント、4000円位(なくてもOK)
2.ATX電源の14pinと15pinをショートする(20pinの場合)
ATX電源のマザーボード用コネクタの14pinと15pinをショートすると電源単独でもONになる。
3.絶縁処理
ビニールテープか自己融着テープで絶縁する。もちろん取れないようにもする。
4.自動連動コンセントからAC100Vを取る
できれば自動連動コンセントを使う。パソコンコンセントにはマザーボード用電源を挿し、増設電源は連動コンセントに挿せば、マザーボードに連動してON/OFFができる。ハードディスク増設用電源の入り切りは大変忘れやすいので、少々高いができれば導入したい。
電源背面の電源スイッチをオンの状態にしておけばPCの電源に連動して動作するようになる。
自動コンセントを使わない場合はATX電源背面についているスイッチを利用することになるが、PC起動前に忘れずにONにしておく。

FSP FSP400-60THN PC電源