電源アダプタFAQ

低価格!高品質! 最短当日出荷!


Posts Tagged ‘LTN160AT01’

LTN160AT01液晶パネル長時間連続使用時の問題点の軽減方法

Tuesday, July 1st, 2014

LTN160AT01液晶パネルを長時間連続使用した場合、いくつか画質上の問題点が発生しやすくなることがわかったが、それではこれらの問題点に対する対処方法は無いのであろうか。これらは液晶モニターの化学的な性質の変化であり、発生自身を防ぐことができないが、いくつかの方法をとることにより、これら現象を発生しにくくすることが可能である。ここでは、それら軽減方法について述べる。

 

1.モニターの電源に関するもの

 

こまめな電源オフ

 

LTN160AT01液晶パネルの連続使用をなるべく少なくするためには、一番手っ取り早いのは、モニターを使用しない場合にはこまめに電源をオフする(切る)ことである。電源を切ることで、それまで進行していた劣化等が一度止まったり、軽減する方向へ変化したりする。

 

パワーセーブの使用

 

次に挙げられるのはモニターのパワーセーブ機能の利用である。使われている環境にもよるが、PC ベースで画像を表示している場合などは、OS のパワーセーブ設定を行っておくことで、使用しない場合に自動的にモニターをパワーセーブ状態にすることが可能である。これにより、こまめに電源オフする場合と同じように、それまで進行していた劣化等が一度止まったり、軽減する方向へ変化したりする。

尚、スクリーンセーバーについては、LTN160AT01液晶パネルの場合はバックライトまでは消灯しないため輝度低下には効果は無いが、特に黒い画面のスクリーンセーバーであれば、液晶自身をリセットする効果もあるため、黒シミや焼き付き等については一定の低減効果があるようである。

 

人感センサーの使用

 

当社の EV シリーズ等では、人感センサーを搭載しているモデルもある。この場合、PC のパワーセーブ機能によらず、モニター独自で人の不在を検地し、パワーセーブ状態等にすることができる。これにより、上記と同じように、それまで進行していた劣化等が一度止まったり、軽減する方向へ変化したりする。

 

2.モニターの使用環境に関するもの

 

温度、湿度

 

使用温度や湿度は取扱説明書等に記載されているが、極端な温度等で使用すると、上記の現象が発生しやすくなる。なるべく、常温、常湿で液晶パネルを使用するのが効果的である。これは、液晶モニターの背面などでも同様であり、近傍に極端な高温物などが無いことが理想である。

 

直射日光

 

LTN160AT01液晶パネルを設置する場所によっては、直接日光が当たる場合があると思われるが、直射日光は紫外線などによる部材の劣化、液晶パネル、他の温度上昇など、上記の劣化現象の原因となるので、できるだけ避けるのが望ましい。

LTN160AT01 液晶パネル調査対象技術の概要

Thursday, June 26th, 2014

LTN160AT01 液晶パネルは、薄型、軽量、低消費電力といった特徴を有しており、テレビ、PC モニタ、モバイル機器(携帯電話、PDA、デジタルカメラ等)、車載パネル等の需要が拡大している。ここでは、幅広い応用分野をもつ液晶において、特に重要な研究開発課題である「液晶表示装置の画質向上技術」を調査対象とし、画質向上技術の中でも特に「広視野角化」に関して、詳しい分析を行った。以下に調査対象技術の要素技術を示す。

1.液晶配向モード

液晶配向モードには多数の技術が存在するが、今回の調査では TN(Twisted Nematic)、STN(Super Twisted Nematic)、IPS(In-Plane Switching)、VA(Vertically Aligned)、OCB(Optical Compensated Bend)を調査対象とする。

2.位相差板

位相差板とは、LTN160AT01 液晶パネルと偏光板の間に設置される光学補償を行うためのフィルムである。TN は安価に製造することが可能であるものの、IPS や VA と比較して視野角特性に非常に難がある。この課題は位相差板(光学補償フィルム)を利用することによって解決可能である。

3.配向分割

液晶分子は電圧を印加することにより、プレチルト角で制御された向きに起き上がる。仮に全ての液晶分子の起き上がり方が揃っている場合、液晶分子を見る角度によってコントラストや色あいが変化することになる。こういった課題を解決し、液晶表示装置の広視野角化に寄与する技術として、配向分割技術が提案された。

4.その他の要素技術

LTN160AT01 液晶パネルの光学的な特徴は、ディスプレイの目的・用途に応じて、照明装置(光源)と偏光板、反射板等の各種フィルムの組み合わせや各部材の配置を柔軟に設定できる点にある。

液晶自体は発光しないため、表示にはバックライト、フロントライト、あるいは周囲光などの何らかの光源が必要である。光源の位置によって、液晶パネルの種類は「透過型」「反射型」「半透過型」などのように分類される。

LTN160AT01 液晶パネルカバーの分解

Thursday, March 13th, 2014

液晶カバーの分解方法について解説します。本体にLTN160AT01 液晶パネルが付いたままで分解を行います。なお本体が分解されていれば本体から外してもかまいません。

1.まず両側のヒンジカバーを取り外します。

そのすぐ上にあるネジは、ヒンジを液晶カバーに固定しているもので、この段階では外さずそのままにしておきます。

なおこのネジはかなり固く締まっているので、分解してからでは緩めるのに苦労します。外さなくてもこのしっかりしている状態のときに緩めておくほうがよいでしょう。

2.ベゼルを天板から外すのには樹脂のへら使います。このへらは塗装のパテをつけるためのもので、市販品です。

まず液晶下側の合わせ目にへらの薄い部分を差込み、これをすべらせます。

こうしてベゼルに付いている爪を天板の穴から外すのですが、あまり大きくこじるとベゼルが割れますので注意しながら作業します。

3.このようにベゼルが少し浮いて長穴が見えるようになります。

さらに下側全体の爪が外れ、長穴が見えるようになるまでへらを 数回滑らせます。

4.下側が全部はずれたら、次は両サイドを同様に外します。

5.最後に上側を外しますが、コーナー部のどちらかを外すのが一番難しいかもしれません。少しずつあわてないではずします。ベゼルまたはSAMSUNG 液晶パネルが割れては元も子もありません。

ベゼルが割れてしまった場合、取り替えなければなりませんが、ベゼルを液晶を損傷させずに液晶パネルから外すのは非常に難しく、大変なのです。

6.全部爪が外れたら天板からベゼル・液晶セットを外しますが、ヒンジ付近で液晶裏に貼った布テープの一部がヒンジネジと共締めになっていますので、この布テープを切ります。これでベゼル・液晶セットが外れます。

7.ケーブルの取り外し

液晶を取り替えるにはこの後、ヒンジ付近で液晶ケーブルを押さえている黒いパッドを浮かし、ケーブルをクリップから外します。このクリップは比較的破損しやすいので気をつけてケーブルを外します。

次に灰色の幅広布テープを剥がしてLTN160AT01 液晶パネル表示信号用コネクターを抜きます。バックライト用の小さなコネクターも抜きます。

これで本体側とつながっているケーブルが外れましたので、液晶単体になります。