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SPI-250G PC用電源の総括

Thursday, July 17th, 2014

電源にはさまざまな規格があり、どれを選んでよいか迷ってしまいます。そこで、一般的な自作PCを作る場合を想定した、簡単なSPI-250G 電源の選び方を説明していきます。

 

1.電源規格・・・選択肢はATX12V、ATX12V Ver2.x、ERS12Vとなります。ATX12Vは、規格自体が古く、ほぼATX12V Ver2.xに融合されているため、選択肢からはずします。ここで、EPS12Vは安定した電源供給ができ、ほとんどの製品で、ATX12V Ver2.x規格を含んでいるため、電源規格はEPS12Vを選択します。

 

2.SPI-250G 電源容量・・・自分の選択したPCパーツと相談して決めることになります。

ほとんどオンボードで済まし、CPUの消費電力が少ない場合は250~350Wですみます。マザーボードにローエンドビデオカードや、拡張カードを搭載し、CPUの消費電力も中くらいなら、350~450Wがいいでしょう。

 

ハイエンドパーツで構成し、CPUの消費電力が大きい場合は500W以上を選択します。

 

3.コネクターを確認・・・すでに他のPCパーツの選択は完了しているとおもいます。それらのPCパーツを動作させるために必要なコネクターの規格や数が間に合っているのかを確認します。主に、12Vメインコネクターが20ピンor24ピンか。

 

これで大まかな製品スペックが絞られたと思います。後はその内容を商品検索などにかけ、好きなブランドやユーザーレビュー、静音、安定性などの面で選んでいきます。SPI-250G PC用電源の商品検索ができます。

FSP SPI-250G電源選びの電源容量

Tuesday, July 15th, 2014

SPI-250G電源で一番重要となる電源容量についてですが、実際にどの位の容量が必要なのか判断しにくいものです。

そもそもPCパーツ構成によって容量は変わってくるので、一概に”何W”とはいいにくいのが事実です。それでも、十分な電源容量を持つ電源を使用しないと、PCに負荷がかかったときに急にシャットダウンしたり(不安定になる)、そもそも起動しない事もあります。

一般的な目安として、400~450W程度あれば十分だとされています。もっとも、高性能なハイエンドパーツを使用した高スペックPCだと500W以上必要になります。

高性能なハイエンドパーツとは、3Dグラフィックス機能を搭載したビデオカードや、高クロックのCPU等です。

SPI-250G電源も音が静かな、静音タイプが発売されています。パッケージに「静音」と書かれているものは、通常のタイプより動作音が静かになっています。主に、ファンを大口径のものに変更したり、中にはファンレス(無音)の電源もあります。

次に、各電圧ごとの容量も考える必要があります。

3.3V・・・メイン・メモリとその周辺回路、PCIスロット、そのほかマザーボード上の低電圧対応ロジックICなど

5V・・・マザーボード上のロジックIC、各種ドライブ、PCIスロット、プロセッサ・コアの電源(電圧を下げて利用)など

12V・・・各種ドライブのモーター、PCIスロット、プロセッサ・コアの電源(電圧を下げて利用)など

主にどのパーツに該当するのかまとめましたが、あくまで参考です。

例えば、CPUの消費電力が大きいモデルを搭載した場合、12Vの出力が大きいSPI-250G電源を選ぶようにするという考え方ができます。

SPI-250G電源の選び方

Saturday, May 10th, 2014

FSP 電源の寿命は、コンデンサの寿命

電源には、コンデンサが使われています。コンデンサは、電圧を一定にする役割があり、必要不可欠な部品です。コンデンサには様々な種類がありますが、SPI-250G 電源には、中身に電解液が入った電解コンデンサが使われており、使用に伴い劣化していきます。また、使用環境の温度によって劣化の速さが異なり、寿命が変わってくる特徴があります。

電源の寿命はコンデンサの寿命と同じと言っていいくらいであり、電源に高品質な耐久性が高いコンデンサが使われている方が望ましいです。

推定寿命の長さに期待できる105℃電解コンデンサ

電解コンデンサには、耐久温度別に85℃電解コンデンサと105℃電解コンデンサの2種類があります。85℃や105℃といった高温な環境でFSP 電源は使われる事はまずないので、どちらでも良さそうですが、電解コンデンサは温度による劣化が主因であるため、寿命時間はアレニウスの法則に従う事が知られています。

アレニウスの法則は、使用環境の温度が10℃下がるごとに寿命時間が2倍になるという法則であり、85℃電解コンデンサの仕様で、耐久温度85℃における寿命時間が1000時間と保証されているのであれば、75℃で2000時間、65℃で4000時間と寿命時間を推定できます。

105℃電解コンデンサの仕様で、耐久温度105℃における寿命時間が1000時間と保証されているのであれば、同様に95℃で2000時間、85℃で4000時間、75℃で8000時間と寿命時間を推定できます。

耐久温度において保証されている寿命時間はコンデンサによって異なり、アレニウスの法則に従って推定通りに寿命時間が延びる事が保証される訳ではありませんが、同じ使用環境の温度でパソコン(電源)を使うなら、105℃電解コンデンサの方が長寿命である事が期待できます。

もし、パソコン(電源)を、温度が高い環境(冷房が効いていない夏場の部屋等)で使用したり、発熱量が高い高性能なパソコンとしてSPI-250G 電源を使用するなら、105℃電解コンデンサが使われている電源を選ぶのが望ましいです。